とある町並み。
(矢印で示した)この看板良いのですが、まだ目立たせる余地がありそうです。
どの程度目立っているのか?分析しもっと目立たせるために改善してみましょう!
【解説】
人間の目には、視覚的要素を決める重要な要素があります。それらは、次に挙げる要素になります。
- 明暗度
- 赤/ 緑の色コントラスト
- 黄/ 青の色コントラスト
- 文字、輪郭
- 顔
視線予測サービスで解析する画像に、それぞれの”視覚的要素”がどの程度含まれているかによって、解析結果が変化します。これらの視覚的要素を理解してデザインを変更することで、視覚に与える影響を最大にすることが出来ます。
ヒートマップとは、最初の3~5秒のあいだに注意をどれだけ引きつけられるかを「色」で表現したものです。
注意を引きつけやすい場所は暖かい色である黄色や赤といった色で、注意を引きつけにくい場所は寒い色である青や緑といった色で表されます。
ヒートマップを見ると一目瞭然!
あまり赤くなっていませんので思った程視認性が高くないのかもしれません。
上の図はリージョンマップというもので、最初の3~5秒のあいだに注意をどれだけ引きつけられるかを「数字」で表現したものです。
この数字は、注意をひきつけやすい確率を示しています。
各エリアに付随しているスコアは、画像を見た時の最初の3~5秒間の、注意が引かれる確率を表します。
視線はいっていますが、僅かに視野に入る程度です。
視線トラッキングチャートは、画像を見た時の、視線の動きの予測を表したものです。
番号の箇所は、視線が留まりやすい所です。
こちらでは変更予定の看板の下⇒黄色いポップ⇒お店の明かりが漏れている場所⇒マクドナルドの下辺りという順番で視線が動いています。
さて、今回はもっと目立つ看板にするためにデザインを考えてみましょう!
それでは、エンドライン流ビフォーアフター大改造をやってみましょう(^^♪
【変更点】
白色では風景に紛れてしまうので、ハッキリした色を入れます。元の看板のにも使われている赤と緑はコントラストも強くとても良いでしょう。
情報はシンプルに何屋さんか分かるようにしましょう。
さて、分析をやってみましょう!
ヒートマップ、リージョンマップ、視線トラッキングチャートで分析すると、明らかに看板の視認性が上がっています。
もともと、ある程度視線を集める事ができる位置にありましたが、更にシッカリ視線を集めています。「おしい看板」だったのが「適正な看板」になったと言うところでしょうか。
また、元々は奥のピンクの看板の力で視線を集めていた感じだったのが、変更した看板そのものの力で視線を集める事ができるようになりました。
【まとめ】
目立つ色を使うことで視線を集めることが出来ます。周辺環境と、店舗のイメージに合わせて適切な色選びが必要です。加えて、できればお店の訴求ポイント(何を売っているお店なのか)を写真やテキスト等で明示しましょう。集客力アップにつながると考えられます。