赤は本当に目立つのか?
よくある景色
本当に「赤」って目立つのでしょうか?
看板を例に検証してみます!
視線予測サービスを使って分析してみましょう
まずは ヒートマップ で分析してみます
よくある風景
ヒートマップ
目に飛び込んでくるサインはどれでしょうか?
右のヒートマップでは、青い看板に視線が集まっています。
※
ヒートマップとは、最初の3~5秒のあいだに注意をどれだけ引きつけられるかを「色」で表現したものです。注意を引きつけやすい場所は暖かい色である黄色や赤といった色で、注意を引きつけにくい場所は寒い色である青や緑といった色で表されます。
リージョンマップ による分析
リージョンマップでは、「青い看板に80%、足の看板に55%、上のピンクの看板に41%の視認性」といったように、数字で表現されます。
よくある風景
リージョンマップ
※リージョンマップとは、最初の3~5秒のあいだに注意をどれだけ引きつけられるかを「数字」で表現したものです。この数字は、注意をひきつけやすい確率を示しています。
視線トラッキングチャート による分析
視線トラッキングチャートでは、視線の動きを予測したものです。
よくある風景
視線トラッキングチャート
見ている人の視線の動きは、(1)青い看板⇒ (2)足の看板⇒ (3)中央⇒ (4)右 といった具合に移動しています。
エンドラインでの検証結果
赤が目立つとは限りません。
一般的には目立つためには赤色を使う事が良いと言われます。
間違いではありませんが、必ずしも赤色が目立つと言う訳ではありません。解析結果を見て頂ければ分かると思いますが赤ではなく青色に目がいっています。理由は周りが赤ばかりだから結果として青が目立った。つまり目立つ=赤ではなく、目立つと言うことは「その環境下において異質である」ということなのです。近隣が赤の広告や建物が多ければ青色や緑色を使うと言うのも目立つ手段ということになります。
参考解析データ
赤の中に青を入れると・・・。