なぜのぼりの強風対策を行わなければらないのか?
なぜのぼり旗の強風対策が必要なのでしょうか?
強風対策なんてしなくても困っていない、
または自分で対策できているから十分なんて方もいらっしゃると思いますが…
強風対策が必要な理由は大きく3つです。
広告効果が落ちる
のぼり旗を風が強い場所でそのまま設置しておくと布の部分が風で巻きあがってきます。
巻き上がったのぼり旗は、文字をきちんと認識することができないので、設置していても無駄です。
また、巻き上がったまま風に吹かれていると耐久性も落ちてくるためマイナスなことばかりです。
このような場合は、強風対策だけでなく巻き上がり防止の対策が必要になってきます。
のぼり旗の転倒を避けるため
強風対策が必要な理由の2つ目はのぼり旗の転倒を避けるためです。
のぼり旗は布部分とポールと土台の3つの組み合わせで出来ています。
特にポール部分や土台部分は転倒した場合、危険です。
トラブルを避けるため
強風対策が必要な理由の3つ目は、トラブルを避けるためです。
特に不動産の管理会社さんから寄せられる声として
「のぼり旗の強風対策を行っていなかったばかりに、住民の方の車や物件を傷つけてしまい賠償責任が発生した」
というものがあげられます。
のぼり旗は安価に広告できるものですが、金属製のポールが付いているため、
危険なものにもなりかねません。
このような場合は、可能な限りの強風対策と様々な管理面での対策も必要になってきます。
上記のような理由から、のぼり旗には強風対策が必須になってきます。
自然相手ですので100%の対策は出来ませんが、今日からできる最低限の対策もありますので、
ぜひ参考にしてください。
のぼり旗の転倒を防ぐために
のぼり旗が転倒した場合、人や物を傷付けてしまう可能性があります。
人や物に損害を与えてしまった場合、故意的ではなくても使用者に管理責任が発生してきますので、
細心の注意を払いましょう。
それでは、ここからのぼり旗の転倒を防ぐための3つの方法をご紹介します。
不安定な場所にのぼり旗を設置しない
まずは設置時においての注意点です。
のぼり旗は不安定な場所には設置せずに安定した場所に設置しましょう。
例えば、地面がでこぼこしたような土台が安定しない場所、
地面に傾斜があるような不安定な場所は避けてください。
設置する際は平面で、できるだけ傾斜などはない場所に設置しましょう。
万が一、そのような場面での設置が必要になった場合は、
補強を使用して可能な限り平面にしてください。
大きめの注水台を使用する
のぼり旗に使用される注水台は8L~12Lの注水台が多いです。
風が強い場面では、その注水台では不十分なこともあります。
その場合は20L以上の注水台を使用してください。
通常はジャンボのぼり用に使用される注水台ですが、通常ののぼり旗でも使用可能です。
また、ブロック式ののぼり台もありますが、
ブロック式の場合は地面との設置面積が小さいので不安定になりやすいです。
ですので、地面との接地面積の多い土台、注水台をおススメします。
ここまでしても不安な場合
ここまでしても強風で不安な場合もあると思います。
その場合は、ブロックや土のうなどを使用して既存の土台を補強してください。
できれば、ここまでの風対策が必要な場合はのぼり旗の使用は控えて頂きたいです。
のぼり旗のポールの破損を防ぐ
のぼり旗のポールが折れて使用できなくなった…や、車に傷をつけてしまった…
といった声を聞くことが多いです。
それでは、のぼり旗のポールが折れないようにするにはどうしたらよいのでしょうか?
解決方法を3つご紹介します。
定期的にポールのチェックをする
当たり前のことになりますが、定期的にポールのチェックをしてください。
ポールはスチール製です。
周りは樹脂でコーティングされていますが、毎日雨風にさらされているため、
気づかないうちに錆びてきて脆くなってきます。
老朽化にいち早く気づくために、
最低でも1か月に1回~2週間に1回はポールの接続部分も取り外してチェックしてください。
錆などで老朽化している場合はもったいないとは思わずに、交換してください。
1本500円もしないので、それで安全を変えると思ったら安いものです。
ポールを長くしすぎない
だいたいのポールが3mまで伸びるように設計されています。
長く高く設置して、遠くからも見えるように使用したい気持ちは十分に分かります。
しかし、ポールを長くしすぎると設置面積が少なくなるので、耐久性が弱くなってしまいます。
商品にもよると思いますが、最大サイズのマイナス20㎝くらいで使用することをおススメします。
ステンレスポールを使用する
通常のポールでは不安という方はステンレスポールを使用しましょう。
スチール製と違い、ステンレス製のため錆びる可能性も低いです。
(※移り錆などで錆びてくる可能性はあります。)
また、通常のポールよりも耐久性にも優れています。
金額は高くなってしましますが、高級感もありますので、
耐久性以外にも見た目という面でも使用してみる価値はあると思います。
のぼり旗の巻き上がりを防止する
ついに最後のポイントになりました。
ここまではのぼり旗の安全面の内容をお伝えしましたが、
この章ではのぼり旗が適切に広告物として働いてくれるようにするためのポイントを解説していきます。
のぼり旗は店舗を運営している方にとっては大切な広告物です。
私自身ものぼり旗や看板を見て飲食店に入ったなんていう経験もあります。
そのようなのぼり旗が強風で巻き上がってしまい、
広告物としての効果を発揮できていなかったら悲しいですよね…。
そのような悲しい事にならないようにするための工夫を3つご紹介していきます!
巻き上がらないのぼりにする
のぼり旗にはチチと言われる白いフックがついています。
風が強い場所で使用していると、布部分がチチとチチの間に絡まり広告面が見えなくなってしまいます。
そのようなことを防ぐためには、チチ部分を袋加工にすることをオススメします!
なぜなら、袋加工をすることで絡まる部分が無くなるためです。
「袋加工」では、布部分がストローのような加工になっております。
チチのように数カ所だけで止めているわけではありません。
袋加工にすることで他にもメリットがあります。
1つはデザイン性が上がることです。
通常よりも広くデザインすることができるため、
デザイン性が上がったのぼりにすることができます。
2つ目はのぼり旗の取り外しが楽になることです。
ストロー状になっているので、
今まで一つ一つ設置していたチチが1回の作業で簡単に設置できるようになります。
3つ目は耐久性が上がることです。
風に吹かれることによってチチ部分に負荷がかかり破れやすくなってきますが、
袋加工であれば1カ所に負荷がかかることはありません。
そのため、チチ部分からの破損を防ぐことができます。
のぼり旗クリップを使用する
袋加工をしたのぼりを製作するのは少し高いという方は、のぼり旗クリップを使用しましょう。
のぼり旗クリップは、最下部のチチが巻き上がっていくことを防いでくれる画期的な商品です。
設置も簡単なので、袋加工をしたのぼりの代わりに使用してみてください。
のぼり旗の強風対策まとめ
のぼり旗の強風対策は、安全面と広告効果の2つの側面から必要なものです。
店舗にあるのぼり旗は強風対策できておりますか?
ぜひ一度チェックすることをオススメします!
のぼり旗のことでお困りの際はモリアゲアドバイザーまでご相談ください!