のぼり旗で伝えたいことを1つ決める
のぼり旗はサイズ、形状、使用環境を考えると多くのことを伝えるのに向いていません。
車で移動中に見る場合や、街を歩いていて遠くにあるのぼり旗を見る場合では、
一瞬で伝わるかどうかが大切になります。
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さらに「伝えたいこと」を選定することも重要です。
例えば下記を候補に上げるとします。
どのフレーズをのぼり旗に記載したらいいでしょうか?
・創業20年
・接客が良い
・全品手作り
・ランチ営業をやっている
・ご飯大盛り無料
・予約できます
答えは「ランチ営業」もしくは「ご飯大盛り無料」です。
のぼり旗を見た人が「何ができるのか」「どう得するのか」が分かる情報を選ぶことが大切です。
一目でわかるタイトル・キャッチコピーにする
のぼり旗のタイトルについて
タイトル(一番伝えたいこと)をどう表現するかも大切です。
結論から言うと、極力短い言葉で表現ことをオススメしております。
理由としては、メインになるタイトルは長くても7文字程度が適切と言われています。
そういった意味でも「文章」ではなく「単語」で伝えることを意識してください。
例えば「店長が厳選したこだわりのエチオピア産コーヒー」と記載するとします。
これでは長すぎてとても一瞬では読ず、伝わりません。
「こだわり珈琲」程度の文字数が適切です。
「SALE」や「全品30%OFF」というお得情報はのぼり旗のタイトルに向いていると言えます。
理由は、のぼり旗をみた人が「得をする」と分かり、足を止めやすくなるためです。
また「キャンペーン中」や「イベント開催中」というのぼり旗を見かけることもあるかと思います。
こちらは、汎用性が高く使い回しが効くので好まれますが、オススメはしません。
このような場合は「キャンペーン中」であれば「キャンペーン中だからどうなるのか」を記載しましょう。
「全品30%OFF」なのか「お替り無料」なのか、
のぼり旗を観た人が「何を得るのか」を基準に考えることが大切です。
また、タイトル部分のデザインに関してですが、文字は当然大きくなります。
書体は雰囲気や内容によりますが、タイトルの場合、細すぎる文字は避けることをオススメします。
なぜなら、のぼり旗は基本的に屋外で使われ、風になびくものでもあるので、
文字が細すぎると非常に読み辛くなってしまうためです。
同時に、極端に太すぎる文字も細い文字同様避けることお勧めします。
文字が潰れてしまい、細い文字同様読み辛くなってしまうからです。
そして、特殊なタイトルの例としてイラストや写真をタイトルとして扱う方法もあります。
こちらは、主にサービスが視覚的に分かりやすい飲食店などで使用でき、
同時に商品の魅力を伝えることや感情にうったえかけることができます。
のぼり旗のキャッチコピーについて
キャッチコピーはタイトルの補助となるテキストです。
簡単な文章等で見た人をひきつけることができ、訴求効果も上がります。
上記であげたコーヒー屋さんの例で考えると、
タイトルが「こだわりコーヒー」
キャッチコピーが「店長が厳選した、エチオピア産の…」となります。
しかしより良いものにしたい場合は、「厳選したから何がいいのか」「エチオピア産の何が良いのか」を
書く方がより良いキャッチコピーになります。
その場合「香りに拘って厳選した」「コーヒー好きでも知らないレアなコーヒー」など
具体性のある情報が良いでしょう。
※写真はイメージです。
三色以上使用しないようにする
のぼり旗のデザインのコツは、色を使いすぎないことです。
3色以内に収めるのが良いでしょう。(※イラスト・写真の色を除きます。)
色を多用すると派手になりすぎて見づらくなります。
また、商品や企業のイメージが付きづらく、広告として逆効果になってしまう可能性も高いです。
色の選び方としては、メインカラー・サブカラー・アクセントカラーの3色になります。
メインカラーには広告イメージ、もしくは用途に合わせた色を選びましょう。
飲食店なら赤や黄色などの暖色系が好ましいと言えます。
青い商品なら青色をメインカラーにする程度の考え方で大丈夫です。
また、全体の60~90%はメインカラーとなります。
サブカラーは、メインカラーに近い色を選ぶことが無難です。
デザイン上の空間を分割したり、情報に強弱をつけるために使われます。
アクセントカラーはメインカラーから少し離れた色を使います。
これは知識が多少必要となります。目立たせる為に使う色だという認識で大丈夫です。
イラストなどの画像はなるべく下部にデザインする。
のぼり旗のデザインをする際、イラストや写真は下部に配置することをお勧めします。
理由は大きく2つあります。
それは、情報を伝える順番とデザイン的案提案に関連しているためです。
のぼり旗は縦長の広告のため、上から順に見ていくことになります。
そのため、一番伝えたいタイトルが上に、補助的な情報であるアイキャッチ要素のイラストや写真は下部に記載されます。
また、イラストや写真を下部に配置することでデザイン上の安定感が生まれ、
バランスの良いデザインとなります。
ここまでのぼり旗デザインのコツはつかめたでしょうか?
上記でお話したコツを見やすいようにまとめてみました!
お役立ちできれば幸いです。
設置場所に合わせたデザインにする
周囲に埋もれないようにする
デザインをするにあたり周囲に埋もれないようにすることも大切です。
一般的に赤色は目立つとされていますが、周囲に赤いものが多い環境では他の赤色に紛れてしまい目立ちません。
草木の多い空間での緑色も同様です。
のぼり旗単体で見て目立つかどうかではなく、設置する場所を考慮して色を決めることも大切です。
一度設置場所の写真を数十メートル離れて確認すると良いでしょう。
競合店と差別化できるものにする
タイトル・キャッチコピー・色選びにおいて競合店と差別化できるものにすることも大切です。
例えばランチ激戦区でのぼり旗を出すのであれば「ランチ営業中」だけではなく
「大盛り無料」や「ワンコインランチ」、「コーヒーセットあります」などの情報を入れるのも良いでしょう。
その際に「他の店もやっているから」というのは気にする必要はありません。
「伝えること」が大切です。
のぼりのデザインに関するご相談も承っておりますので、お気軽にご相談ください。