のぼり旗製造会社の種類
インターネットを開けば、「のぼり旗激安」「のぼり旗短納期」を謳った
多種多様な会社・WEBサイトが出てきます。
皆さんはこのような会社にも様々な種類があることを知っていますか?
大きく分けて
メーカー…自社製造している
広告会社…メーカーへ製造委託している
ハイブリッター…自社製造も行いながら製造委託もしている会社
の3つに分類できます。
それではそれぞれの特徴を見ていきましょう。
のぼり旗製作会社:メーカー
メーカー…自社製造している
その名の通り「のぼり旗を自社製造している工場」の事です。
昔はある程度の敷地が必要だったので、メーカーの数も多くはありませんでした。
しかし、現在はインクジェットプリンター1台あれば印刷できるので、
メーカーは乱立しています。
小さなオフィスを借りて、インクジェット印刷機一台あれば立派なメーカーです。
元々20年前は、顔料捺染という印刷方法が一般的でした。(俗にいうシルク印刷です。)
版を作って、印刷する方法ですので大量印刷に向いていました。
顔料捺染しかなかった時代は、のぼり旗を100枚以下で製造すると割高になったものです。
話は逸れましたが、メーカーの特徴として以下にまとめました。
強み
営業マンがいない為、コストがかからず価格が安い。
弱み
提案力が弱い。
クリエイティブが弱い。
自社で製造するもの以外は注文を受けない。
とにかく安く製造したい方はメーカーを探し出し、見積を取ってみてください。
あっと驚く価格が出ると思います。
ただし、メーカーによっては営業担当の数が限られているので、
エンドユーザーや小口のお客様を受け付けていない会社もあります。
お気を付けください。
営業対応しないことが、価格が安いという競争力の源泉なのです。
※写真はイメージです。のぼり旗用の印刷機ではありません。
のぼり旗製作会社:広告会社
広告会社…メーカーへ製造委託している
次はメーカーへ製造委託している広告会社です。
広義の解釈では広告代理店になりますね。
こちらはインターネットや営業で仕事を獲得し、デザインや企画を自社で行い、
製造はメーカーさんへ委託するという業務フローです。
一般的には価格はメーカーより高くなります。
ただし、メーカーへの影響力が高い場合や、安いメーカーと製造契約を結んでいる場合は、
びっくりするほどの安価で納品をする会社もあります。
営業やクリエイターがいますのでお客様からすると安心です。
完全外注だから高いというのは昔の時代です。
ちなみに、当社はこのカテゴリに入ります。
日本国内の超安価なメーカーと契約しています。
また、中国・韓国・台湾の会社へ製造委託しているのでリーズナブルな価格でお届けしています。
強み
営業やクリエイターがいるので安心。
弱み
価格競争力が弱い。
のぼり旗製作会社:ハイブリッダー
ハイブリッダー…自社製造も行いながら製造委託もしている会社
3つめはメーカーとメーカーへ製造委託している会社、ハイブリッダーです。
一見ややこしいのですが、自社でも製造しながら、
不得意部分や自社では製造できないのぼり旗は外注する会社です。
苦手な部分まで請け負うと費用が高くなるので、当たり前と言えば当たり前ですね。
メーカーとハイブリッダーに明確な線引きはありません。
多くの企業が外注をしています。
メーカーの様に見せて、多くを外注していたりする会社もあります。
強み
全てがそこそこ(平均)
※幅が広くその企業によります
弱み
全てがそこそこ(平均)
※幅が広くその企業によります
いろいろな会社が複雑に絡み合って、のぼり旗業界が構成されています。
御社が何を求めるか?により依頼する会社は変わってきます。
絶対秘密の利益率の話
さて、気になるのぼり旗業界の粗利益率ですが、
先ほどの3つの分類による立ち位置により、粗利益率は変わります。
メーカー…自社製造している…30~70%
広告会社…メーカーへ製造委託している…10~40%
ハイブリッター…自社製造も行いながら製造委託もしている会社…30~70%
が平均です。(調査したわけではないので私見です)
高いと思いますか?低いと思いますか?
メーカーは自社製造なので粗利益率が高いのはわかりますよね。
ひたすら印刷する事が自社の利益になります。
外注する広告会社は、粗利益率はグッと下がります。
なので、クリエイティブ費用で稼いだりします。
とはいえ、紙の印刷会社より全体的に粗利益率は高い傾向にあります。
その理由は、紙の印刷業界ほど競争が激しくないことにあります。
マーケットが小さいので、他社があまり参入してこないというのもあるでしょう。
今回ご紹介したのはあくまで経験則・私見に基づいた数値なので多少のブレはあります。予めご了承くださいませ。
それでは、本題ののぼり旗の会社を選ぶ3つのポイントをお話ししますね。
のぼり旗の会社を選ぶポイント1:価格
選ぶ際に、最初に考えるのは何と言っても価格。
同じものだと価格が安い方が良いに決まっています。
最初にお伝えした通り、メーカーか代理店などにより価格は変わります。
それでは、安くするためには何でもメーカーに注文した方がいいのか?
実はそうでもないのです。
メーカーは、印刷することが利益を上げる一番の近道です。
お客様に対応する営業担当が少ない、場合により営業がいない場合もあります。
エンドユーザー(最終購買者:例えば店舗の販促担当者)のお客様が増えていくと、
それだけやりとりや対応が増えます。
特に「デザインを作ってください」等のやりとりは好まれません。
そうなると営業担当を増やさなくてはいけません。
必然的にコストが上がってしまいます。
なので、事業構造的に話の分かる広告代理店の外注として製造することに徹したいわけです。
話は逸れましたが、価格は重要なファクターです。
少ない枚数が得意な会社もあれば、大量枚数が得意な会社もあります。
またそれぞれに得意分野も違います。
通常のテトロンポンジの四角形ののぼり旗が得意な会社もあれば、
変わったのぼり旗が得意な会社もあります。
数社お見積りを取って検討しましょう。
のぼり旗の会社を選ぶポイント2:スピード&対応
ポイントの2つ目は「スピード&対応」です。
販促物は必要な時に欲しいですよね。
巷では「納期最短〇日」と書いてあったりしますが、スピードとは製造納期だけではありません。
そこに至るまでのやりとりや対応もスピードに入ります。
御社が依頼しているのぼり屋さんの対応が良いのかどうか?は
以下の点をチェックポイントにしてください。
1:問合せ後、のぼり屋からの電話やメール返信が1時間以内にある
2:依頼した見積が24時間以内に出る
3:のぼり旗の納期が7~10日以内で納品される
この3点が出来るのであれば、良い会社さんと言えるでしょう。
やりとりが上手くいかない=時間コストです。
現代は「可処分時間をいかに使うか、また可処分時間の奪い合い」です。
表面的な価格が安くても、時間コストが上がれば「高い」と言わざるを得ないでしょう。
のぼり旗の会社を選ぶポイント3:提案力(コーディネート・クリエイティブ)
最後に「のぼり旗の会社を選ぶ3つのポイント3:提案力(コーディネート・クリエイティブ)」をお話しします。
ポイント1と2で「価格」と「スピード」とお伝えしました。
確かに大事です。
特に、購買するがお客様は「価格」と「スピード」に注目しがちです。
ここで一つ質問です。
貴社が「のぼり旗」を作る目的は何でしょうか?
おそらく「売上アップ」「認知度アップ」「集客数アップ」だと思います。
では、また別の質問です。
「価格が安い」「納期が早い」は「売上アップ」「認知度アップ」「集客数アップ」に直結しますか?
答えはいいえです。
どういう事でしょうか?
広告の指標でROIというものがあります。
ROIとは、広告を投資した費用に対して、どの程度の利益が出たのかをパーセントで表した指標です。
「Return On Investment」の頭文字をとった表現であり、日本語では「投資収益率」と言います。
ROI=利益÷ 投資額×100(%)
つまり、儲かった金額を広告投資で割り、100をかけるとROIが出ます。
200万円の利益が出た際、投資額が100万円だとROIは200%です。
逆に
200万円の利益が出た際、投資額が400万円だとROIは50%です
これを念頭に置いて、先ほどの「価格」「納期」の話に戻ります。
「価格」というのは「投資額」ですね。
この「投資額」を下げることが「安く買う事」「値下げ依頼」です。
「投資額」を下げるので、ROIが上がります。
但し、ここにばかり目を向けてしまうとROIのパーセンテージは上がりません。
大事なことは分母である「利益」をどれだけ出すか?です。
「利益」を「売上」「粗利益」「客数」と置き換えても構いません。
さて、御社がお願いしている「のぼり屋」さんは、しっかりした提案をしてくれますか?
言われたままデザイン作ったり、ダサいデザインだったりしませんか?
(デザイン無料の会社にありがちです)
大事なことは提案力です。
提案力とはコーディネート力×クリエイティブ力に分解されます。
ここでは詳しいことは割愛しますが、
のぼり旗を含めた全体の店舗コーディネート力とクリエティブデザインのレベルを満たしていますでしょうか?
下記は当社提案イメージです。
のぼり旗の会社を選ぶポイントまとめ
のぼり旗を製作する際は
選ぶポイント1:価格
選ぶポイント2:スピード
選ぶポイント3:提案力(コーディネート・クリエイティブ)
の3つを中心に考えましょう。
特に提案力は非常に重要です。
ROIを意識したのぼり旗作りを行ってくださいね。
https://noborihataya.com/products/nobori/
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